きょうは、3月に1度だけいった現場にいってきました
残り仕事でといっても3ヶ月も空けてしまってお客様に申し訳ないことをしていました。
ごあいさつから始まり1時間くらいのフクビを取り付ける作業でしたが
夕方から雨の天候でしたので後日モルタルを塗りこみ仕上げる約束をしてきました
「でも怒っているよね・・・」
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ボロボロになった古いしっくいを全面仕上げをしているonoryoichiです!
下地作りに最適なのは砂漆喰。仕上げに漆喰を施工をすればなじみます。
・漆喰(白い壁)
・川砂
・メトローズ
・水
これでいいです。
私はミキサーで作っていきますが要領としてはモルタルをつくっていくやり方でいいですね。
下塗りの材料は白い壁を多めにいれます。(基本ですね)
これもモルタル外部塗りと同じです。
養生期間をたもって上塗りをはじめますが、
下塗りのときよりしっくいの量は少なめにして
砂を多めにしすれば鏝離れがいいです。
このときは、メトローズをつかい調整すればよかったです
蔵改修工事だったんですが、外部・内部は土壁の仕上がりでした。
一部、下地の骨組みがみえていたりしていましたので、
建物的には古い蔵。表面をさわればポロポロと土がおちてきます。
このような状態の蔵はいまも多くみることとがあるのですが、
剥がれおちた部分を砂しっくいで補修をして乾き具合をみてみたんです。
やはり、1回目の「しごき」では水分がすわれるのが早かったので
調合を変えるためメトローズをつかい対処しました。
土壁の場合、材料は多くつかいますがなじみが良くなりますし時間調整ができるのでおすすめです。
どの現場でもあります。
中塗りが本当にたいせつですし時間をかけて「定規をする」工程をしたいです。
基本といえば基本ですが慣れた仕事でもライン作業ですので
下地が良くなければコテをつかっても「あたらない」ことになりますので注意ですね。
蔵のしっくいに限らず、漆喰とは光の加減でへこんでみえます。
とくに西日が差す部屋などに見られます。
このような状況のときは、なるべく壁中心を盛り上げて中塗りをすれば極端にへこんでは見えませんでした。
漆喰のシゴキを薄く塗りこむと上塗りをしたときに苦労します。
どんな塗りつけもそうですが、しごきと言っても薄く塗ることはしません。
凹凸を調整しながらという意味もありますし、これを下地なりに塗りつければムラになります。
コテの感覚・コテのすべりを身体で感じることも職人の仕事だと私は考えます。
左官職人なら、これやってみてください!
コテを使うだけが左官ではないです。
このような仕上げもあるんですとアピールできる業種です。
「奥の深い左官のしごとは芸術です」
見てもらって評価してもらうことで手に職という言葉がふさわしいと私は思いました。
蔵の補修・改修は砂しっくいも最適でした!というお話でした。
土壁を一度ほかの材料で補修することもあると思いますがしっくいの下地には砂しっくいがいいですね。
・白い壁
・川砂
・メトローズ
・水
住宅の基礎まわりにスタイロホームがはられている仕上げ方法は、メッシュをはってショートフィラーで仕上げをすれば楽です。
材料的にはモルタル仕上げよりコストがかかりますが、スタイロの場合はこれでいいですね。
材料をつくるときに注意したいのが水の入れすぎです。少量からスタートしたいです。それと、高速回転のカクハン機をつかわないといけません。
できあがった材料のなかに、黒い粒がはいっているのでできるだけ回してあげたいです。コテをつかい塗りつけをしますが、ツブをみつけたときは取ってあげないと仕上がり表面にでてきますので注意してくださいね。
わたしは、釘をつかってメッシュをとめておきます。最初の頃は下塗りをしてメッシュを貼り上塗りをしていましたが、いまでは1発で塗りつけをしています。
簡単ですよね!
塗りつけると、無数に気泡がでてきてやっかいですが気にしないで進めます。
普通のモルタル塗りもそうですが、気泡(エア)を消すのも簡単で仕上げのときにコテの腹をあてて横にスライドさせればいいです。プラコテをあてた模様になれば空気は抜けていきます。
この材料で金ゴテ仕上げは向かないとおもいました。
刷毛引き仕上げのほうが断然綺麗に仕上がりますのでおためしください。
ps
黒い粒はみつけたら取る。これだけですね!
関連記事:基礎コンクリート仕上げに自信あり!!これ良すぎて見栄えがいい
あっ!!この材料は、メッシュを釘止めして一回塗りで刷毛引きでOKです!
そこんとこよろしこ^^
コンクリート仕上げで、かたい鏝を使わずにやわらかい鏝ばかりを使うと失敗します。
硬い土間コテでしあげをしたコンクリートは「押さえながら施工できるので」骨材がパラパラと起き上がることもなく滑らかな土間仕上げが可能です。
左官・外溝なのど仕事をしている方は硬い土間ゴテを使うほうが無難です。
鏝がしぼれるので鏝波が出てきますし時間のない仕上げには向きません。
やわらかい土間ゴテを使う場合は、よく仕上げ直前につかいますが、土間コンクリートの表面を角ゴテでおさえてからつかうためやさしく当てて鏝をスライドし光沢を出すと言ったほうが早いという解説になります。
しかし、薄い土間ゴテも必要なときもあるとおもいますので
こちらを用意してみるのもいいです。
ゴールデン富士 先丸極薄土間鏝 本焼 300mm 0.3mm
しっかりと均したコンクリートであれば、断然、かたい鏝だけをつかって仕上げるほうがキレイになります。
左官を職業にしている方は解るとおもいますが、硬い土間ゴテを最後の仕上げまで使ってしあげることは、体力的に大変な作業だからです。
しかし、やわらかい土間ゴテを使うよりはずば抜けて強度はあるとわたしは思いますので、土間ゴテを買うときに迷った場合は硬い鏝をえらぶと間違いはないです。
オススメは「西勘の土間鏝」
とくに、和室壁の仕上げをする場合は必ず必要となるやわらかくて自由が効く鏝になります。
梶原鏝製作所 ヒシカ重次作 本焼 しっくい鏝 0.4mm厚180mm
・じゅらく
・珪藻土
・漆喰
ステンレスで薄くなった鏝は、しあげの鏝並みを消してくれる
魔法の鏝といわれるほど万能です。
ただ、下塗り後⇒上塗りと移っているわけですが
乾き具合をしっかりと確認をして、上塗りに移れることが
大重要になります。
乾きすぎでは、どのような鏝をつかっても仕上がりが
上手にいくことはないですので注意をします。
おまけ!
こんなTシャツ売ってたりするんですね。。
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コンクリート仕上げは光沢ではなく押さえて仕上げることが大事です。
力をいれてコテをしならせてもコンクリート面がパラパラになるだけですし、それは技術にはなりません。硬いこてを使って仕上げをしてみることですね。
内装壁、じゅらくもそうですが、1回目の材料が生乾きの段階で2回目にはいります。最後の鏝離れが上手にいかない場合や逃げができないときは必殺ドライヤーをつかってみてください。
人生設計40歳からの働き方
コンクリートたたきの上に、タイル下地をつくるときの接着剤はペーストが最もすぐれています。
まちがっても水しめしは剥離の原因になります。
結論からですが、剥離になります。
モルタル仕上げでも同じことがいえますので注意ですし、クレーム対象になりますね。
このとき、天候に応じてメトローズを調整します、なぜなら夏場の晴れた日のコンクリート部分は温度があがっているため、少量のメトローズでは保水ができないのです。
これにより、塗りたてのペーストが乾いてしまい仕上げ材を引いてしまえば剥離の原因になるということです。
例えばですが、コンクリートの上に水しめしをしてバサモルタルを引いたとします。セメントの調合を考えても接着するとは思えないですよ。
なので、必ず接着剤は塗ります。
そして、面倒でもペーストをつくり施工にうつります。
とにかくですが、
ではも剥離になるでしょう。問題はいかにカチオン系の材料にちかづけるかだと私は考えてます。
ただ、配合がちがいます
場合によれば、珪砂5号をおおく入れるときもありますし、コテ離れがちがいますので塗りつけ後は早めにタイルを貼りつけていけたいですね。
まとめ
コンクリートのうえに、タイル下地やモルタル仕上げを施工する場合は、ペーストをつくるのが正しいです。
材料、コスト面の負担もあいりますが、数少なくなる職人しごとをたのしく進めるのも私たちの義務だとおもいます。