左官工事、サッシの下バを固定するための記事になります。
水平・レベルに仕上げるときの注意点と忘れがちなレールの傾きによるやり直し、高さを気にしておこる1ミリのズレはかならずおきますので正面から見たときにレベルより1ミリ上げての仕上げと、横から見たときに傾きは注意が必要です。とくに斜めに仕上げてしまうと開け閉めによるクレームが発生します。
注意点
・住宅サッシには裏面に金物を取り付けますのでわすれないように。
・サッシレールの右左の高さをレーザーレベルをつかって誤差を確認してください。
・最大5ミリのちがいがある場合もあります、レールセンターを誤差の中間にあわせてしあげをします。
バサモルタル材料のつくりかたコツ
材料は、そうじ→接着剤→ペースト→バサモルタルです。
わたしはペーストにはこだわる人なので参考にはならなとおもいますが、水分すくなめのモタモタしたペーストをつくってコンクリートに塗りつけています。(サッシ下バだけはモタモタ状をつかいます)これによって剥離は防げます。
・ペーストを塗り、バサモルタルをコテをつかって押していきサッシ裏は指先をつかいつめます。
関連記事で、バサモルタルでの失敗は調合と水だけではない。もう1つのことについても詳しくかいています。
サッシ下バに固定バサモルタルを詰めるときのコツ
先ほどもかきましたが、全体を詰める際にセンターは2~3ミリは上げておきます。
硬化のじかんにレーザーをセットして上から叩くようにして仕上げていきますが、このとき最終の仕上げは1ミリあげるのが無難でした。サッシ取り付け業者さんに直接きいた話ですが、「絶対にサッシ中央部分をレベルよりもさげないこと」と教えてもらいましたので、ここに残しておきます。
サッシ下、下地は「モルタル仕上げ・タイル仕上げ」に関係なく一気につくる
下地もいっしょに作ったほうがいいですね。
タイルでいえば、厚みが9~11ミリくらいです。わたしがいつもやっている方法とをすこしかいてみます。
・バサモルタルの硬化にあわせ高さと傾きを調整。
・正面たちあがり下地をつくります。
・レールしたの下地をするときは上バに刀定規をつかいます。
・これにより、ペーストとタイルの厚みをキープできます。
・その後、立ち上がりの垂直をかくにんして定規をつかい下地をつくります。
*タイル仕上げ下地、モルタル仕上げの下地ですので共に刀定規の厚みで十分でした。
サッシレール下バを決めるモルタルは5ミリ。1ミリ下がればOUTでした。(まとめ)
サッシ下バの固定は神経をつかいますが、レベルを1ミリでもさげない固定では5ミリまでの調節が可能と聞いています。(センターがレベルより上がった状態です)
ペーストをモタモタにつくる場合は
・セメント
・メトローズ
・珪砂5号
・接着剤
を混ぜ合わせますが、水分を少なくしてメトローズを多めにすればいいです。
バサモルも天候に応じて水分調整は必要ですので、すこしづつ変えてみてください。
*関連記事:hiメトローズ、DIYでの正しい使い方と効果。
ps
職人は、レール下バを決めるときに「やっぱり目で見るのが1番だ!」というかたがいます。
しかし、機械には勝てません。レール下バだけではなくあらゆる場所でつかえるレーザーレベルは一人で現場をまかされるときって人間より役に立つ道具だと私はおもいます。