住宅などの左官基礎モルタルで、「ラスカル」をつかって仕上げをするとします。

この材料は、かわきが早く一度塗りつけてからもう一度ぬりつけるときれいに仕上がりますが、日の当たっている基礎面に直接ぬりつければ失敗します。なのでハイフレックスをうすめて刷毛をつかって基礎面に下準備をします。

これは常識といえば常識です

ラスカルを刷毛引き仕上げにする場合におきる失敗



乾きすぎると刷毛が引けないことになります

で、思いつくのが水バケと考えるのですが非常に仕上がりが悪くなりました。
これは中に入っている骨材が露出をして「モルタル刷毛引き特有の細かな砂目がでない」ので仕上がりではないバラバラな模様になりました。

そこで後から補修をしようと思いつくわけですが、あなたならどのような補修をして基礎モルタルにしますか?ここからは、この補修をしてしまうと亀裂がはいり左官の補修ではなくなってしまうことを短く残しておきます。

ラスカル仕上げ失敗、#20番で仕上げ

これ大失敗になりますので要注意です。

簡単に補修をしようとすれば全面亀裂状態になりますのでやめるべきでした・・・それとモルタルには、モルタル系で補修をするのが無難ですね、補修材での塗り直しはNG。

私は今、モルタル仕上げをしなくなった理由

このカテゴリーでは何回もかいていますが、もう基礎モルタル仕上げは死語だとおもいます。はっきりいって意味がないんですよね、壊れてしまうしひびわれが出る、良い事なんて何もない。なので施工をモルタルしてしまう設計では話にならないということです。

・安いからモルタル仕上げでいい

・お客がわからいからいいモルタルでもいい

では、進歩がないです。しらべてみれば様々な材料があるのに挑戦しない方々もいます。仕事を振って安い単価の工事ではどちらも潤いませんからね。

たとえば、私は今、新規の工務店からお仕事を頂く場合、施工法方をよく聞くようにしているんです。これは当たり前のことですが、この時点でモルタル仕上げの話がでてきたときはお断りをします。

ただ、モルタルではなく「このような商品があってがありますが・・・」と提案させてもらうことが多々あるんですね、でもモルタルでといわれれば逆にお断りしますwww

形あるものは壊れる、では話になりません・・・縁が無かったと思えばいいだけですよね。

 

基礎モルタルしあげ以外、割れない材料

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こんな記事を書いたことがありましたが、今でも施工をしていますし評判がいいですね。これからこのような材料をつかっていけると仕事が伸びていきます。

工務店、施工者、お客様が満足のいく住宅になればクレームは減っていくとかんがえます。

左官基礎塗りラスカル仕上げ失敗からの補修について(まとめ)

左官ラスカル仕上げの失敗で#20番の補修材での塗りなおしはNGです。

簡単に補修をしようとすれば全面亀裂状態になりますのでやめるべきでした・・・それとモルタルには、モルタル系で補修をするのが無難ですね、補修材での塗り直しはNG!